もちろん、仏像を見たり、描いたりするのは大好きなのですが、時々、仏像の脇などに、追われたり、あるいは踏みつけられたりする「邪鬼」を見つけることがあります。たぶん、お話を聞けば、それに纏わる物語があるのでしょうが、それすら聞きもせずに「そこまで…」と思ったりするのです。
「無邪気」という言葉は「子供」を指しています。ということは大人は「邪鬼」なのでしょう。簡単には神や仏の道に帰依できないでしょうが、「邪鬼」は「邪鬼」なりに「頑張っているのに、と思ったりするのです、なんてね。
これは東大寺の四天王の一人、広目天の足元に踏みつけられている「邪鬼」です。
やっぱり、叱られますね…お坊様に…。