仕事がほとんどない状態が続いているので、
クラウドなどのコンペに参加したりしてみた。
コンペティション。この仕事をしている限り
避けられないものだが、正直に告白すると苦手である。
仕事の上では、大抵デザイナーさんがおられるので、
直接、結果を直視しなくてもよいのだが、クラウドなどは
もろに結果が分かる。
クライアントさんの好みというのもあるだろうし、少しは
この業界で仕事をしていたのだから、使い物にならない
訳ではないだろう、とは思いつつ、不可が増えてくると、
だんだんに凹んでいる自分に気づいたりする。
もう、イラストの世界はコミック、アニメが主流、俺の絵は古いんだ。
もう、俺の絵は使い道がないんだ。
しかも、クラウドでのイラスト、場合にもよるけれど総じて安価だ。
コンペを通過しても「この値段では食えない」というものが多い。
コンペ。
参加しないいことにはクライアントさんと繋がらない。
参加するためには描かなければならない。
でも、参加し、アウトになれば、その作品は使えないし、
心の中には「ダメな自分」のレッテルが増えていく。
この年になっても「コンペ」は嫌いである。